当門に伝わっている太極刀は、宋陪儉 大師から、鄭志鴻 老師へと伝わった三十六式太極刀である。
同じく当門に伝わる五十六式太極剣とは、ちょうど姉妹といった関係だろうか。共通する技法や動作も多く、やはりセットで学ぶ事で刀術・剣術の術理をより深く学習する事ができた。
この太極刀の原典は馬春喜という老師が比較的近年に創編されたようである。そこに宋陪儉 大師と鄭志鴻 老師の工夫が加わった事で、各技法の別法や変化が多く伝わっている。
私自身も、この刀法を学んだ事で徒手技法にも大きな影響を得た。今後、当会では太極拳の中級教程で指導していく予定です。学習者の皆さんには楽しみにして頂きたい。